folklore

NHK新日本紀行ふたたび 子牛とむかえた冬 兵庫県但馬』


「昔からァ但馬の人は牛に似とるゆうて言われます。粘り強うて…無口やけれど、なんとも素朴でね。まぁー、家族同様に育てとりますからね、人か牛か分からんようにもなります。」



牛は飼ったことないけど、この人が云わんとしている感覚は分かる。
祖父母に言葉ではなく態度で教えられたこと。(教える気があったかどうかは知らんけど、まぁ元来学ぶということはそんなものでしょう)



家族で幼い頃から各々の役割があり、
それを重ねて極めていくなかで自然と将来が見えてくる。

うーん、私にとっては理想に思えるな。
懐古主義ってな訳でもないんだけど
農耕を家族で担う、ひと昔前とも思えるあり方。
非常に憧れ、居心地よく感じる。と共に、そこへの反発心や他への憧れを抱いて逃げ出したくなることもある。



だけども、無理なく淡々と日々を繰り返し、静かな矛盾をそっと抱く
このような人々への疑問と尊敬の念はとめられない。



こんな感じ方だから、宮沢賢治がすきなんだろね。笑



思いは昔から変わらないんだな。