いとおしさ

野菜の話も
最近メールが減ってるよねって話も
助手席の大事故の話も

何気ない会話だけれども
声だけでも
ふんわりと柔らかい毛布のような愛情で包まれているのがわかる。
大切に想われていることを実感する。
もし、これが嘘だと云うのなら
私はこの世のすべてを信じられなくなるだろう。

苦難が立ちはだかる度に
少しずつ深まってきているね。
勿論、時折不安に圧し潰されそうにもなるけれど
こうやって触れあうたびに
いとおしさが込み上げて仕方無くなるよ。



ゆっくりでいいから
少しずつでいいから
歩いてゆこうね。
二人でいれば
想い合っていければ
きっと何事であろうと
大丈夫さ。